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お茶の雑学
 第1回  一服のお茶の力  −お茶の効用−
最近ではカテキンをはじめ、お茶の成分が健康と美容に良いことで注目されています。
それまで日本茶は毎日の習慣・嗜好品として日本人に飲まれていたことを考えると、日々の暮らしの中で無理なく健康維持のために飲み続けることのできるお茶は素晴らしい飲み物なのです。

 では、日本茶には体に良いどのような成分が入っているのでしょうか。

栄養素として多く含まれるのがビタミン類、ミネラルです。
なかでもビタミン類が多く、A(β-カロテン)B群CEが含まれ、特にビタミンCが豊富で、煎茶には多量 に入っています。ミネラルではカリウムが多くミネラル全体の半分を占めます。カルシウムもたくさん含まれます。また、食物繊維や虫歯予防で知られるフッ素が豊富で、他にも血圧降下作用のあるギャバ(ν-アミノ核酸GABA)、血糖低下作用のある多糖類も入っています。

これらに加え、さらにすぐれた成分がカテキンカフェインテアニンなどで、とりわけカテキンは今、最も注目を集めている成分です。高い抗癌作用があり、ダイエットや生活習慣病の予防にも効果的です。

ところで日本茶のこれらの成分は茶葉自体に入っているもので、急須で淹れた場合、煎出液にそのままそっくり溶け出るわけではありません。量 は低下します。ビタミンA(β-カロテン)、E、食物繊維に至ってはお湯には溶け出しません。反対に、ビタミンCは水溶性の成分であるため比較的多く溶け出します。カテキン、カフェイン、テアニンなども同様です。

このようにお湯を通すことで成分によっては茶葉の時よりその量が少なくなったり、中にはゼロとなるものもありますが、日本茶の場合、重要なことは微量 で あってもいろいろな成分を同時にとることができることです。1杯の茶碗の中のそれぞれの成分量 は少なくても、成分によってさまざまな効能があり、それらの相乗作用も加わって高い効果 が期待できるのが日本茶なのです。

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